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    “痛風は痛みだけじゃない” 身体からのイエローカード

    高尿酸血症って、血の中に“何か”がたまるってことですよね…。でも正直、あんまり実感わかないなぁ。
    メデ子
    メデ子
    IKKO先生
    Dr Ikko
    “何か”じゃない。尿酸塩が溶けきれずに血液中に増える状態だ。
    そして、これが体に沈着して関節炎や腎障害の原因になる。
    あっ、関節炎ってつまり痛風発作ですよね!
    メデ子
    メデ子
    IKKO先生
    Dr Ikko
    その通りだ。血清尿酸値が6.8mg/dLを超えると、尿酸が結晶化しやすくなる。
    溶けきれなくなった尿酸が組織に沈着し、炎症を引き起こす。
    なるほど…。結晶ができるのって、体の温度や性質のせいですか?
    メデ子
    メデ子
    IKKO先生
    Dr Ikko
    正確には、温度が低くなったり、pHが下がったりすると、尿酸の溶解度がさらに下がる。
    それによって結晶が現れやすくなる。
    つまり、冷えた場所とかで、発作が起きやすくなるってことですね。
    メデ子
    メデ子
    IKKO先生
    Dr Ikko
    そうだ。さらに重要なのは、高尿酸血症は痛風だけではないということだ。
    血清尿酸値が高いと、高血圧、糖尿病、慢性腎臓病(CKD)、心臓や脳の病気、メタボリックシンドロームのリスクも上昇する。
    ええっ、そんなに広く影響するんですか。
    メデ子
    メデ子
    IKKO先生
    Dr Ikko
    その通り。だが、本質的な問題は関節に留まらない。
    尿酸塩の結晶は、腎臓や心臓の冠動脈にまで沈着するんだ。下の画像がそれを示している。見ての通り、冠動脈への沈着は一目瞭然だ。これは、痛風が全身への『イエローカード』である何よりの証拠と言える。
    図1図1
    ATA:上行胸部大動脈、DAA:下行腹部大動脈、DECT:dual-energy CT、DTA:下行胸部大動脈、MSU:尿酸一ナトリウム
    Barazani SH, et al. World J Radiol 2020; 12: 184-94
    なるほど…。数値が高いだけでも放置しちゃだめなんですね。
    メデ子
    メデ子
    IKKO先生
    Dr Ikko
    そうだ。“まだ痛くないから大丈夫”と思っていると、後で後悔するぞ。
    肝に銘じます…!
    メデ子
    メデ子